アロアロヨシさんの♪
百人一首ブログ
その1/100首小倉百人一首の十七 在原業平朝臣 (ありわらのなりひらあそん) [脚注 1] の詠まれる
「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」(ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは)
§ 表向きの意味 §この歌の
受験参考書の模範解答は、こうです、、、
「神代の大昔にでもあったことは聞かない。龍田川が、真紅に水をくくり染めにするということは」 [脚注 3]
§ 深読みの意味 §一方、歌の
大人のお遊びは、こうです、、、
昭和のある日、、、ラジオで落語をやっていました、アロアロヨシさんが、小学生の時でした
(アロアロヨシさんの家にあったものと同型機のラジオ)
年代からすると、
九代目 桂 文治 (かつら ぶんじ) だと思いますが、その頃は、落語家としか認識してませんでした
九代目 文治の名調子で、
千早と龍田川の物語は、面白くもあり、悲しくもあり、疑問もありで、いつの間にか、聴き入ってしまいまいした
終わってから、なんで
オカラ (豆腐の) くらい、めぐんでやらなかったのか、とか、女に振られたくらいで、
相撲取りをやめるのか、とか、いろいろな疑問がわいてきて、一度聴いただけで、落語の全てが、頭に残りました
落語はこうです、、、隠居が茶を飲んでいると、八五郎がやってきて、娘に表題の短歌の意味を聞かれ、答えられなかったという
隠居は、次のように、説明した
「関取の龍田川が、花魁 (おいらん) の千早に振られ、千早の妹分の神代にも言い寄ったが、いうことを聞かない (
ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川)
このことで、成績不振に陥った龍田川は、関取を廃業、田舎へ戻って豆腐屋を継いだ
それから数年後、龍田川の店に、オカラをめぐんで欲しいと、女乞食が現れた
それが、千早だと気が付いた龍田川は、怒って、オカラをやらずに、千早を追い払った (
からくれないに)
千早は、こうなったのも全て自分が悪いと、井戸に身を投げて果てた」 (
水くくる)
八五郎が、最後に余った「
とは」とは、どういう意味かと問うと、隠居は、千早の本名「
とわ」だと答えた
アロアロヨシさんは、面白くて、友達に落語調で語って、しばらく、盛り上がりましたが、そのうちに、飽きて、高校で本当の意味を勉強するまで、話題には出ませんでした
その後、偶然の縁で、
十代目 桂 文治の落語に、出会うことになりますが、それは、これから、30年後のこととなります

アロアロヨシさんが、本当に、
百人一首に目覚めたのは、高校生の時、
カルタの好きな女の子に、出会ってからでした
プチ恋のお話は、次回か、次々回に、言っちゃおうかなーーー
江戸時代の狂歌江戸時代には、小倉
百人一首の全てに、
替歌 (パロディ) が創作されました
「千早ふる 神代もきかず 江戸中に 目から鼻から 砂くぐるとは」宝永4年 (1707年)11月23日、
富士山大噴火の火山灰が、降ってきた時の落首 (らくしゅ) です
江戸の町民は、こんな大変な時にも、パロディで楽しんでしまいました
映画「ちはやふる」いよいよ、来年の3月、
実写版「ちはやふる」が、公開になります
広瀬すずの初主演
2016年3月に「上の句」、4月に「下の句」の二部作が、順次公開されます
原作は漫画で、
累計販売1,300万部を突破する、大ベストセラーです
公開次第、
アロアロヨシさんの♪映画ブログで、お知らせします
公式ガイドブック、百人一首かるた、漫画、アニメ、グッズも出ています
多方面から、「ちはやふる」をお楽しみください
「ちはやふる」を、
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[1]
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
西暦825~880年
六歌仙 [2] の一人、「伝説の美男子、風流才子」と言われ、伊勢物語の主人公とされています
[2]
六歌仙:僧正遍昭(そうじょうへんじょう)・文屋康秀(ふんやのやすひで)・喜撰法師(きせんほうし)・小野小町(おののこまち)・大伴黒主(おおとものくろぬし)
[3] 出典「百人一首の探求」中島悦次著 有朋堂
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