アロアロヨシさんの♪映画ブログ、「封切り映画編」の9番目は、
『海難1890』です
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見てきました
『海難1890』 [1]
いやーあ、良かったですね
日本人が知らない、奇跡の実話、心に残りました

物語は、1890年、
エルトゥールル号の座礁から始まります
これが、↓ 実際の船です

まずは、予告編をご覧ください
トルコ共和国のユルドゥズ宮殿で、プレミア上映会現地時間2015年11月13日(金)夜に、開催されました
安倍晋三(第97代日本国内閣総理大臣)と
、レジェップ・タイイップ・エルドアン(第12代トルコ共和国大統領)が、同席し鑑賞
出演者の、ケナン・エジェ、メリス・ババダー、田中光敏監督も同席
2国のトップが、1つの映画を鑑賞することは、極めて異例であり、これにより、両国間の絆は更に深くなり、世界に向けて、この奇跡を発信する、重要な上映会となりました
「時を越える絆」~エルトゥールル号が繋ぐ友好の物語~トルコと日本の友好の地、
和歌山県が、とても分かりやすい動画 (13分17秒) を提供しています、そしてちょっぴり、和歌山県のアピールもしています、ごらんください
辛坊治郎さんの番組、日本テレビの"ウォークアップ!プラス"でも取り上げられ、トルコと日本の親密な関係が、解説されています
(2015年12月12日放送)
この番組の中で、和歌山県串本町にある
無量寺に残る、書簡の写しを取り上げています
それは、トルコ政府からのもので、「治療費などの費用を、請求してほしい」という内容でした
地元の医師は、「初めから、薬価施術料を請求するつもりはなく、ただ、負傷者の痛ましい様子を見て、助けたい一心で行ったのであり、費用は遭難者へ寄付いたします」と、回答した

(写真提供:串本町)
また、同じく番組の中で、この時、イランから脱出した沼田準一さん73歳が、生々しい体験を語っています
当時、沼田さんは、そんな昔のいわれを、知らなかったそうで、なぜトルコ人が日本人を助けてくれるのか、理解できなかったそうです
アロアロヨシさんはといえば・・・情けないことに、トルコの国に対する理解は、沼田さんより、かなり貧弱で、以下が全てです、お恥ずかしい
1. トルコ風呂に入る
2. 日本人に対して友好的である3. トルコ行進曲
4. 「飛んでイスタンブール」庄野真代
5. ロイ・ジェームス
6. ケバブ
7. トルコライス
8. トルコアイス
9. トルコ帽
10.カッパドキア
11.ノアの方舟
みなさんは、いかがですか?
映画『海難1890』と、関連の動画などにより、豊富な知識を得ることができました、感謝
この中の、
「2. 日本人に対して友好的である」の原点が、今回の作品のテーマなのです
物語は、125年前の日本から始まります1890年9月、オスマン帝国の親善使節団がその役目を終え、エルトゥールル号で帰路の途中、和歌山県串本町沖で座礁、大破
乗組員618名が、暴風雨で荒れる海に投げ出され、500名以上の犠牲者を出してしまうのです
そんな大惨事の中、地元住民による必死の救助活動が行われ、69名のトルコ人を救助します
次に、1985年のトルコへそして、95年の時が流れ、イラン・イラク戦争のさなか、奇跡が起きるのです
日本大使館はトルコへ、日本人用救援機を要請、トルコ首相はそれを快諾します
テヘランの空港には、500人近くのトルコ人が残っていたにもかかわらず、残された日本人215人に、彼らは優先的に席を譲るのです
国籍を超えた人の絆が、
「人が人を想う、その真心が国を動かす」、添えられた言葉で映像は、感動的な物語となります
スタッフには、素晴らしいメンバーが揃っています
企画・監督『利休にたずねよ』で、モントリオール世界映画祭ワールドコンペ部門で、最優秀芸術貢献賞を受賞した、
田中光敏(たなかみつとし)
脚本NHK大河ドラマ『天地人』で、エランドール賞を受賞した、
小松江里子(こまつえりこ)
音楽『陽はまた昇る』、『阿修羅のごとく』他で、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した、
大島ミチル(おおしまみちる)
撮影『将校たちの部屋』、『エディット・ピアフ~愛の讃歌』で、セザール賞撮影賞を受賞した、
永田鉄男(ながたてつお)
特撮監督『男たちの大和/YAMATO』、『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』などを手掛け、98年日本アカデミー賞特撮映像技術賞、04年アジア太平洋映画祭視覚効果賞を受賞した、
佛田 洋(ぶつだひろし)
VFXスーパーバイザー『ゴジラFINAL WARS』、『男たちの大和/YAMATO』、『はやぶさ 遥かなる帰還』の、
野口光一野口光一の、驚きのVFX メイキング映像の世界は、こちら ↓
題字NHK大河ドラマ『龍馬伝』などで、数々の賞を受賞した、
紫舟(ししゅう)
これです ↓
キモノデザイナー祖父・父と受け継がれた、近代染色作家の基礎を築いてきた家系に生まれ、「和を楽しむライフスタイル」を提唱した、
斉藤上太郎(さいとうじょうたろう)
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アロアロヨシさんの♪おすすめ名シーン* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
作品すべての中に、名シーンが数多く登場しますが、今回は
エルトゥールル号乗組員の救助シーンが、圧巻でしょうね
1890年9月、親善使節団としての使命を終えたエルトゥールル号は、和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇、操舵能力を失って座礁、水蒸気爆発を起こす
爆発音を聞いた村人たちが、岸壁で見たものは、漂着した船の残骸と、膨大な死体であった
漁師の信太朗(大東駿介)は、救助のため、先頭を切って、荒れ狂う海に飛び込んだ
村民たちは一丸となって、救助活動を行い、乏しい食料も、怪我人に提供する
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アロアロヨシさんの♪劇中の名言* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
このシーンで、

田村医師が、ムスタファに言った言葉が、とても印象的でした
「俺が守りたいのは、この村の真心だ」人心が、殺伐と都会的になっていく昨今、田舎の人々の真心は、後世に残したい、日本人の美しさではないでしょうか
史実を、できるだけ忠実に表現した脚本と演出、、永田鉄男の見事な映像美、主役
内野聖陽・忽那汐里の好演、
野口光一の迫力のVFX、
大島ミチルの素敵な音楽は、ぜひ、映画館の大画面とサウンドトラックで、堪能してください
【作品情報】
2015年/日本・トルコ友好125周年記念合作映画
上映時間:132分
原作:
企画・監督:田中光敏
脚本:小松江里子
音楽:大島ミチル
撮影:永田鉄男
特撮監督:佛田洋
VFXスーパーバイザー:野口光一
題字:紫舟
キモノデザイナー:斎藤上太郎
忽那汐里とケナン・エジェが、エルトゥールル号編とテヘラン救出編の両方に、二役として出演しています
出演 :
俳優 | 役名 | キャラクター |
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内野聖陽 SEIYOU UCHINO | 田村元貞 | エルトゥールル号編・医師 |
ケナン・エジェ KENAN ECE | ムスタファ ムラト | エルトゥールル号編・海軍機関大尉 テヘラン救出編・トルコ大使館員 |
忽那汐里 SHIOLI KUTSUNA | ハル 春海 | エルトゥールル号編・田村の看護助手 テヘラン救出編・日本語学校教師 |
アリジャン・ ユジェイソイ | ベキール | エルトゥールル号編・操機長 |
夏川結衣 | お雪 | エルトゥールル号編・遊女 |
永島敏行 | 野村 | テヘラン救出編・日本大使 |
小澤征悦 | 藤本源太郎 | エルトゥールル号編・海軍士官 |
宅間孝行 | 木村 | テヘラン救出編・テヘラン開発技術者 |
大東駿介 | 信太朗 | エルトゥールル号編・漁師 |
渡部豪太 | 直一 | エルトゥールル号編・漁師 |
徳井 優 | 平次 | エルトゥールル号編・紀伊大島の村人 |
小林綾子 | トメ | 平次の妻 |
螢 雪次郎 | 竹下 | テヘラン救出編・日本人学校の校長 |
かたせ梨乃 | サト | エルトゥールル号編・遊郭の女将 |
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アロアロヨシさんの♪原作先・映画先* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
原作を読むのが先か、映画を見るのが先か、いつも悩むところですが、今回は、先に原作を読んでいくほうが、楽しめます
原作を読んで、時代背景、登場人物などをしっかりと頭に入れておくと、迫力の大画面・サウンドトラックに、集中できるからです
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[1] 『海難1890』の公式サイトは、こちらから →
「海難1890公式サイト」
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